社交ダンスの音楽を聴いていると、「どこか切ない」「少し悲しい感じがする」
そう感じる人は少なくありません。
自分などは、社交ダンスの音楽を聴いていると、
「明日、命を落とすのではないか」と思うほど、悲しさを感じてしまうことがあります。
実際、競技会でもそのような曲が多く使われています。
そのため、ダンスを楽しむ前に、まず音楽の雰囲気に引き込まれてしまい、どこか寂しい気持ちになってしまうのです。
もちろん、その哀愁やドラマ性こそが社交ダンスの魅力だと言われることもあります。
しかし人によっては、楽しいという気持ちよりも先に、音楽の持つ切なさを強く感じてしまい、気持ちが沈んでしまうこともあります。
その結果、踊る前から少し元気がなくなり、「今日はあまりやる気が出ないな」と感じてしまうこともあるのです。
実際、多くの社交ダンス曲には哀愁のあるメロディーが使われています。
これは偶然ではなく、社交ダンスの歴史や文化に理由があります。
社交ダンスは感情を表現するダンス
社交ダンスは、単なる運動ではなく感情を表現する芸術でもあります。
ダンスで表現されるのは、例えば次のような感情です。
- 愛情
- 情熱
- 切なさ
- 別れ
- 憧れ
そのため音楽にも、ドラマのある旋律が好まれます。
楽しいだけの音楽よりも、少し切ないメロディーの方が、感情を表現しやすいのです。
ヨーロッパ音楽の影響
社交ダンスの多くは、ヨーロッパで発展しました。
代表的なダンスには次のものがあります。
- ワルツ
- タンゴ
- フォックストロット
ヨーロッパの音楽文化では、
明るい旋律よりも哀愁のある旋律を美しいと感じる傾向があります。
そのため、社交ダンスの音楽にも自然と切ないメロディーが多くなりました。
タンゴは特に哀愁のダンス
社交ダンスの中でも、特に悲しさを感じる音楽が多いのが
タンゴ です。
タンゴは、南米アルゼンチンの港町で生まれました。
そこでは移民や労働者が多く、孤独や別れをテーマにした音楽が多かったと言われています。
そのためタンゴの音楽には
- 情熱
- 孤独
- 切なさ
といった感情が強く表れています。
少し悲しい音楽の方が踊りやすい
実はダンサーの間では、
少し哀愁のある音楽の方が踊りやすいとも言われます。
理由は、音楽に次のような特徴があるからです。
- メロディーの抑揚がはっきりしている
- 感情の波がある
- 動きにドラマが生まれる
その結果、ダンスがより印象的になります。
明るい音楽のダンスもある
もちろん社交ダンスには、明るく楽しい音楽のダンスもあります。
例えば
- チャチャチャ
- サンバ
- ジャイブ
これらはラテン系のダンスで、
陽気でリズミカルな音楽が特徴です。
社交ダンスは感情を踊る文化
社交ダンスの音楽に悲しさを感じるのは、
- 感情表現のダンスだから
- ヨーロッパ音楽の文化
- ドラマのある音楽が踊りやすい
という理由があります。
社交ダンスは、
喜びだけでなく、切なさや情熱までも美しく表現する文化なのです。