組んで踊るダンス~習得期間のランキング

組んで踊るダンスは、歩く・体重移動だけで成立するジルバやブルースが最も習得しやすく、そこからリズムや回転を学ぶルンバ・チャチャ・ワルツへ進み、即興性や身体操作が増える種目ほど時間と経験を要します。

① ジルバ

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=120〜160
  • 音楽:オールディーズ、ロックンロール、ポップス
  • 習得目安:数時間〜1日
  • 備考:最短で「踊れた感」が出る

② ブルース

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=60〜90
  • 音楽:スローポップス、バラード
  • 習得目安:1回〜数回
  • 備考:歩行と体重移動のみで成立

③ マンボ(社交ダンス)

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=180前後(速めだが動きは単純)
  • 音楽:ラテン、ラテンポップ
  • 習得目安:2〜3回
  • 備考:前後の体重移動が中心

④ ルンバ(社交ダンス)

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=96〜108
  • 音楽:ラテン、スローラテン
  • 習得目安:3〜5回
  • 備考:男女の役割が理解しやすい

⑤ チャチャチャ

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=120〜130
  • 音楽:明るいラテン、ポップ
  • 習得目安:5〜8回
  • 備考:リズム慣れがポイント

⑥ フォックストロット

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=112〜120
  • 音楽:ジャズ、スタンダード、歌謡曲
  • 習得目安:5〜10回
  • 備考:歩行が基本だが組み方が重要

⑦ タンゴ(スタンダード)

  • 曲・テンポ:2拍子/♩=120〜132
  • 音楽:タンゴ音楽
  • 習得目安:8〜12回
  • 備考:止まる・切る感覚が難しい

⑧ ワルツ(スローワルツ)

  • 曲・テンポ:3拍子/♩=84〜90
  • 音楽:ワルツ、バラード
  • 習得目安:10〜15回
  • 備考:回転と3拍子が壁になりやすい

⑨ クイックステップ

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=200前後
  • 音楽:軽快なジャズ
  • 習得目安:15回以上
  • 備考:体力と慣れが必要

⑩ サンバ(社交ダンス)

  • 曲・テンポ:2拍子/♩=96〜104
  • 音楽:サンバ
  • 習得目安:15回以上
  • 備考:上下動が難関

⑪ サルサ

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=150〜200
  • 音楽:サルサ
  • 習得目安:10〜20回
  • 備考:回転・反応力が必要

⑫ バチャータ

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=120前後
  • 音楽:ラテンバラード
  • 習得目安:10〜20回
  • 備考:距離感と表現が難しい

⑬ ウエストコースト・スウィング

  • 曲・テンポ:4拍子/♩=100〜120
  • 音楽:R&B、ブルース
  • 習得目安:20回以上
  • 備考:即興性が高い

⑭ アルゼンチンタンゴ

  • 曲・テンポ:2拍子/♩=60〜120
  • 音楽:タンゴ(アルゼンチン)
  • 習得目安:数か月〜年単位
  • 備考:完全に別ジャンル

総括

組んで踊るダンスには、「やさしさ」と「楽しさ」という二つの側面があります。これらは一見すると同じように思われがちですが、必ずしも一致するものではありません。ただし多くの場合、やさしいダンスほど、楽しさを早い段階で実感しやすい、という特徴があります。

たとえば、ジルバやブルースのようなダンスは、複雑な決まりごとが少なく、歩くことや体重を移すといった日常の動きの延長で踊ることができます。多少間違えても踊りが止まりにくく、相手の方と笑顔で続けられるため、「できない」という不安や緊張が生じにくいのが特徴です。初めての方でも音楽に身を委ねて体を動かすことができ、その場に参加している実感そのものが楽しさにつながります。

次に、ルンバやチャチャチャ、ワルツなどになると、楽しさの質が少しずつ変わってきます。これらのダンスでは、リズムやステップがはっきりしてくるため、自分の動きが合っているかどうかを意識する場面が増えます。その分、思うようにいかない時間もありますが、音楽と動きがぴったり合った瞬間や、相手の方と息が合ったと感じられたときの喜びは格別です。この段階では、「踊れている」という実感だけでなく、「理解できた」「通じ合えた」という達成感が、楽しさの中心になります。

さらに、サルサやアルゼンチンタンゴのように即興性の高いダンスでは、楽しさはより深いものになります。決まった正解が一つではなく、音楽や相手の動き、その場の空間に応じて踊りが生まれていくため、自由度が高く、表現の幅も広がります。ただし、その分だけ基礎や経験が求められ、踊れるようになるまでに時間がかかることも少なくありません。ここで感じられる楽しさは、「踊る」というよりも、「相手と対話する」「音楽と一体になる」といった感覚に近いものです。

このように見ていくと、「やさしいダンスほど楽しい」「難しいダンスほど楽しい」と一概に言うことはできません。大切なのは、その人の経験や目的に合っているかどうかです。初めてダンスに触れる方や、交流を楽しみたい方にとっては、やさしくすぐに踊れるダンスが最も楽しく感じられるでしょう。一方で、慣れてくると、少し難しいダンスに挑戦することで、新たな楽しさや満足感を得られるようになります。

そのため、長くダンスを楽しむためには、最初から難しい種目を目指す必要はありません。まずは無理なく踊れるダンスで楽しさを味わい、徐々に自分のペースで幅を広げていくことが、ダンスを継続して楽しむための自然で安心な道筋だと言えるでしょう。

追記
バチャータのランキングが気になります。おそらく簡単なステップだけなら初心者でも習いやすい筈です。